1969年発売、FUJICA COMPACT 35のマイナーチェンジ版。セレン素子によるプログラムEEなのでファインダーの中のかわいいピクトグラムで距離を合わせシャッターを切るだけ。まさしく名前どおりコンパクト&シンプルで、飾り気を気にしない、お散歩撮影にうってつけのカメラです。とはいえ、マニュアルモードも備えているので意図的なぼかし写真や星空の撮影などもこなせてしまいます。手に持った感覚は適度な重さもあり大変しっくりきて気持ちいいです。フィルムのカウンターが底面に、それもおしゃれな扇形窓で確認できるのもちょっとおしゃれ。また表面と背面だけではなく側面までもぐるっと貼り革が巻いてあるのもこのカメラシリーズの特徴です。そしてなんと「コンパクトカメラ」という表現を最初に使ったカメラらしいのです。
この個体について、金属部分に経年による点さびや塗装の剥げがみられます。特に底面の黒塗装の剥げは多いですが、時の大衆機として長く生きてきたカメラの歴史と感じていただければ嬉しいです。逆に今になれば味ですね。
付属品:フジカオリジナルネックストラップ(貴重品です!)
(管理#28)